鹿児島県の隼人町にある、
隼人塚(はやとづか)に行きました。
前からこの隼人塚が、
気になっていました。
なぜかと言いますと、
何のために作られたか、
いまだに諸説があり、分からない、
そんなミステリアスな所が、
気になっていたのです。
鹿児島県霧島市隼人町にある隼人塚が建てられた理由はとてもミステリアスなのです。
とりあえず、
隼人塚に行ってみました。
隼人塚があるのは、
意外と広い場所でした。
隼人塚の前には公園があります。
隼人塚の入口には、
隼人塚史跡館があります。
その横の広い駐車場に停めました。
隼人塚は石塔と石像の集まりです。
隼人塚は、
小高いといっても3m程ですが、
そこにある石塔と石像の集まりです。
石塔が三つあり、
その石塔を守るように、
四つの石像がありました。
石塔は五重塔になっています。
そして四つの石像は、
四天王の武人像でした。
隼人塚を建てた理由。
では隼人塚は、
何故、建てられたのでしょう。
ちょっとミステリアスな塚なのですよ。
隼人塚の建立の意味は、
諸説がありますが、
良く言われていたのは。
大和朝廷に平定された、
隼人族の霊魂を供養して、
災厄から免れるために建てられた。
隼人族の供養塔として、
建てられたと伝えられてきました。
私もずっとそう思っていました。
仏教遺跡とも考えられます。
最近の説は、
平安時代の仏教遺跡と、
考えられるようになりました。
石塔は本来、仏の世界の表し、
その塔を守るために、
四天王の像があるのです。
現在は、以前あった、
正国寺(しょうこくじ)の、
仏教遺跡との説が有力のようです。
隼人塚の隣りには隼人塚史跡館。
隼人塚の前には、
隼人塚史跡館がありました。
そこには、
隼人関連の資料と、
また発掘で出てきた遺物が、
展示されています。
仏教の梵字が刻まれたものや、
諸説を裏付ける石仏など、
隼人の歴史を語っていました。
薩摩隼人の熱い血。
鹿児島の強い男は、
薩摩隼人(さつまはやと)と呼ばれます。
隼人とは、
大和朝廷という大きな力に、
あらがった人々です。
その隼人の血が引き継がれて、
明治維新を成し遂げたのかも、
そんなふうに思うことがあります。
隼人塚を見てきました。
隼人塚を見てきました。
静かに立ち尽くす四天王の石像は、
実際には何も語りません。
しかし隼人塚の、
石像を見ていると、
隼人族の強い意思を感じました。
やはり反骨の気持ちを持った、
薩摩隼人の像であって、
ほしいなあ、と思うのでした。
隼人塚史跡館
鹿児島県霧島市隼人町内山田287‐1
電話 0995‐43-7110
営業 9:00~17:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
料金 大人130円・学生以下70円
駐車場 多数台
JR隼人駅から徒歩5分
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