鹿児島県阿久根市の文化や歴史を
知りたくて入ったのが、
阿久根市立郷土資料館です。
入ってみると
阿久根砲なんて
ビックリするものがありました。
阿久根市立郷土資料館の目玉は阿久根砲
阿久根市立郷土資料館で、
阿久根の歴史と文化がわかります。
資料館の中を紹介しますね。
建物の1階部分には、
阿久根市立図書館があります。
郷土資料館はその2・3階部分です。
2階は民具展示室で、
3会は考古歴史室になっています。
展示品の中には貴重な文化財もあります。
昔の日常生活を感じます。
図書館の入口から、
階段を上がると民具展示室です。
江戸時代から明治のものが展示されます。
農具や生活道具から、
当時の暮らしぶりがわかります。
昔はこんな物を使っていたのですね。
寺子屋で使っていた机もありました。
机やそろばんを見ると、
子供達の様子が想像できますよ。
考古歴史室は見ごたえがある。
3階の考古歴史室には、
阿久根の生い立ちから
現代のまでの資料が展示されています。
展示品の中には、
三つの指定文化財も含まれます。
それらは、阿久根砲(あくねほう)
河南文書(かわみなみぶんしょ)
脇本古墳群出土遺構です。
阿久根砲にびっくり。
阿久根砲は、
県の指定有形文化財です。
長さが3mある銅製の大砲です。
阿久根の海岸の砂浜で、
昭和32年に発見されたものです。
16世紀頃のポルトガルのものらしい。
阿久根に来航した船のものと、
考えられています。
当時からポルトガル船が来ていたのですね。
阿久根のボンタンに歴史あり。
阿久根のシンボルである、
ボンタンも展示されていました。
でもなぜ郷土資料館にあるのか。
それはボンタンの歴史にあるからです。
ボンタンは、阿久根に漂着した、
中国船の船長、謝文旦(しゃぶんたん)が、
伝えたと云われています。
謝文旦さんが伝えたので、
ぶんたんがボンタンになったのです。
いまではボンタンは阿久根の特産品。
時期になると店先に沢山並びます。
また皮は文旦漬けに加工されます。
川南文書で海運事情を知る。
1600年代の阿久根には、
薩摩藩より望まれて帰化した、
中国人の貿易商がいました。
その貿易商の名前は、
川南源兵衛(かわみなみげんべい)と言いました。
その6代目と7代目が、
残した文書が川南文書です。
当時の海運に関する貴重な文書です。
世界に目を向けていました。
また川南治助が残したのは、
幕末の頃の手書きの世界地図と、
薩摩の国の地図です。
その地図も展示されています。
色鮮やかな地図に驚きました。
幕末の頃に、
世界に目を向けて、
世界戦略を練っていたのでしょうか。
阿久根の地は奥深い。
阿久根の郷土資料館には、
このような歴史的資料が、
展示されています。
それらの展示を見て、
薩摩の城下より離れた阿久根に、
豪商の一族がいたことを知りました。
それと同時に、
この阿久根の土地に、
奥深いものがあるようにも感じました。
あなたも興味があったら、
この阿久根市立郷土資料館を、
のぞいて見ませんか。
阿久根市立郷土資料館
鹿児島県阿久根市高松町2
電話 0996-72-0607
開館 午前9時~午後7時
休館 月曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)
12月29日~1月3日
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