今日は、鹿児島県の霧島市に来ています。
霧島の山に分け入ると、
新緑がとてもまぶしい季節です。
この時期になると、
参拝に来る神社があります。
それは和気(わけ)神社です。
近くに犬飼の滝があり、
山深い中に鎮座する、
藤の花に囲まれた神社なのです。
藤の花が咲き誇る藤まつりの和気神社
霧島には、
有名な霧島神宮があります。
年間に多くの参拝客が訪れます。
和気神社は、
霧島神社程の参拝客がありませんが、
ある時期には多く来客があります。
それが藤の花が満開になる、
「藤祭り」の時期です。
毎年、待ちわびた客が訪れます。
せっかくなら藤祭りに行きます。
和気神社に行くには、
せっかくだから藤祭りの、
期間に行ったというわけです。
でも私は、
藤の花と同じように、
期待するものがあります。
それは御朱印です。
鹿児島の御朱印ボーイを自認する、
私としては御朱印帳を持参しました。
和気神社のご祭神。
和気神社のご祭神は、
名前からわかるように、
和気清麻呂公を祀っています。
和気清麻呂公
(わけのきよまろこう)は、
奈良時代の平安京で活躍しました。
しかし、若いころに、
政変に巻き込まれて、
大隅国に流されこの地に寄ります。
イノシシが守り神です。
和気清麻呂公は、
イノシシに助けられたことから、
自身を守る神様としていました。
そのことから、
和気神社には、あちこちに、
イノシシがいるのですよ。
狛犬ならぬ狛イノシシ。
その一つが、
狛犬ではなく
狛イノシシが神社を守ります。
神社では狛犬が一般的ですが、
神社によっては、
キツネだったり・牛がいたりします。
和気神社では狛イノシシなのです。
こんなところに、
神社巡りの楽しみがありますよね。
白いイノシシが飼われます。
また和気神社では、
白い猪が飼われています。
名前は「和気(わけ)ちゃん」です。
和気神社の入口には、
どでかい猪の絵馬があります。
なんでも日本一の大きさなのです。
このように、
和気神社はあちこちに、
イノシシがいるのです。
神殿にて参拝しました。
和気神社の神殿にて参拝をしました。
花見を兼ねた参拝客が、
並んでいました。
その後で社務所に立寄り、
御朱印帳を預けました。
私の他にも御朱印希望の方がいました。
社務所には、
オリジナル御朱印帳もあります、
藤の花が表紙になっています。
和気神社の御朱印を頂きました。
和気神社の、
御朱印を頂きました。
御朱印には「我独慙天地」の文字。
「我独り天地に慙づ(はづ)」と読みます。
和気清麻呂公の言葉です。
世の人がどうであろうと、
私一人は天地の心に恥じない、
道を歩こう、という意味です。
この地に流された時の、
心境を語っているのでしょうね。
藤の花と御朱印。
せっかくなので、
藤の花棚で御朱印を撮りました。
きれいな花と御朱印です。
藤の花は境内にある花棚と、
神社の前の和気公園で、
藤祭りが行われていました。
藤の花をゆっくりと見て、
新緑の和気神社を楽しみ、
そして御朱印を頂いてきました。
雰囲気を感じて下さいね。
和気(わけ)神社
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3986
電話 0995-77-2885
駐車場 約10台(通常)
九州自動車道・溝辺ICより車で約20分
JR日豊本線隼人駅より車で約15分
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