鹿児島県指宿市の二月田温泉は歴代の島津家の藩主が好んだ殿様の湯です。

 
鹿児島県の指宿市には、
様々な温泉があります。

砂蒸し温泉で有名な、
海沿いの指宿温泉もありますが、
JR二月田駅の近くにもお湯が沸きます。

それは二月田温泉です。
別名を殿様湯と呼ばれます。

 

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殿様の湯の二月田温泉の場所

殿様湯は、
二月田の交差点を、
小川に沿って山側に進みます。

昔は、この小川を、
殿様をのせた船を上流に向けて、
みんなでぴっぱったそうです。

当時の船着き場の跡が残る、
場所に殿様湯があります。
 

田園風景の中にある殿様湯。

公衆浴場になっています。

殿様湯は現在は公衆浴場になっています。
見た目が普通の民家のようです。
 

一見、民家風の殿様湯。

ええ、これが殿様湯なの、
ちょっとがっかりです。
もっと大きな建物があるのかと思っていました。

でも入口には、
殿様湯と刻まれた石碑と、
歴代の藩主名のボードがありました。
 

殿様湯の石碑と歴代島津藩主の名前。

飲泉所で温泉水が飲めます。

殿様湯の庭先には、
飲泉所があり温泉が、
いつでも飲めるようになっています。
 

飲泉所では温泉水が飲めますよ。

温泉が出てくる、
石の筒は歴史あるものです。
島津斉彬が行った水道工事の筒らしい。
 

島津斉彬の行った水道工事の石筒です。

殿様湯の御主人が、
案内文を書いてあります。
歴史を感じながら温泉水を飲めますよ。

裏手に殿様湯の跡がありました。

公衆浴場の裏手に回ると、
ありました、殿様湯の跡が。

ここはかってのお風呂の跡です。
建物はなくて、
浴場の跡だけがあります。
 

野外に殿様湯の跡が残っています。

解説文によると、
源泉から出た温泉は、
四つの湯船を巡るようになっています。

巡る内に、
温泉が適温になるように、
工夫されているのです。

 

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殿様湯はタイル張りでした。

殿様湯らしいものが、
ありました。
浴場にはタイルが使われています。

このタイルは輸入品とのこと。
当時の島津藩は、
南海貿易が盛んに行われていました。
その時に輸入したものなのでしょうね。

この殿様湯には、
足軽以下は入れなかったそうです。
 

殿様湯にはタイルが使われています。

島津斉興が設けました。

殿様湯は、
藩主・島津斉興(なりおき)により、
設けられた殿様専用の温泉です。
 

調所笑左エ門の寄贈した石鉢もあります。

島津斉興に仕えて、
薩摩の財政を立て直した、
調所笑左エ門が寄贈した石鉢もあります。
 

歩いてすぐの指宿神社でも、
島津斉興が社殿を作り直し、
調所(ずしょ)が手水鉢を寄贈しています。

奥には湯権現神社が鎮座。

殿様湯の敷地、
奥に鎮座するが、
湯権現(ゆごんげん)神社です。

この湯権現神社も、
温泉の守り神として、
島津斉興が移築したものです。

現在は、
指宿温泉祭りの式典は、
毎年、社殿の前で行われます。
 

権現神社は温泉の守り神です。

殿様湯にはいりませんか。

今回は公衆浴場の殿様湯には、
時間がなくて入りませんでした。

公衆料金で入浴できて、
様々な温泉の効能があります。

あなたも時間があれば、
殿様湯に入って、
歴史を感じていませんか。
 

なお近くには、ご当地グルメの、
勝武士ラーメンが食べられる、
指宿らーめん二代目さんもありますよ。

 
殿様湯(二月田温泉)
鹿児島県指宿市西方1408-27
電話  0993-22-2827
営業時間 7:00~21:00
休湯日  毎週金曜日
入浴料  300円(中学生以上)
駐車場  有
JR二月田駅から徒歩8分
 

 

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