鹿児島県加治木町の加治木まんじゅうは、島津義弘公がお茶うけに出したのが始まりです。

鹿児島に昔から伝わる、
郷土菓子を紹介しています。
今日は加治木まんじゅうです。

製造直売しかないまんじゅうですので、
わざわざ姶良市の、
加治木町まで買いにきました。

 

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鹿児島県加治木町の加治木まんじゅうは、島津義弘公がお茶うけに出したのが始まりです。

加治木まんじゅうは、
江戸時代の中ごろから作られた
蒸しまんじゅうの郷土菓子です。

原材料は小麦粉と甘酒、砂糖、
小豆を使った酒まんじゅうです。

酒まんじゅうの皮は白ですが、
最近は黒砂糖やよもぎを練りこんで、
色が付いた皮もありますよ。

加治木まんじゅうは江戸時代からあります。

加治木まんじゅうは江戸時代からあります。

 

島津義弘公のゆかりのまんじゅう

加治木まんじゅうの発祥は、
様々な説がありますが、有力なのが、
島津義弘公が始めたという説です。

島津義弘(しまずよしひろ)公といえば、
戦国島津氏の猛将として有名です。

特に関ヶ原の戦いで、
島津の退き口」という、
敵中突破をした武将です。

休憩のお茶うけが始まり

その島津義弘公が、
ここ加治木で晩年を過ごしますが、
島津屋敷の堀に橋を架ける工事をします。

その工事の休憩時間に、
お茶うけとして出したのが、
加治木まんじゅうの始まりとされます。

精鉾神社の義弘公ゆかりの径にもあります。

精鉾神社の義弘公ゆかりの径にもあります。

あの「鬼島津」と恐れられた、
義弘公がまんじゅうを振舞ったのが、
なんともおかしいですよね。

義弘公は家族思いの、
優しい面を持っていたそうですから、
これらもうなずける話ですね。

 

加治木の町に7店舗あります。

加治木まんじゅうは、
加治木町内に7つの専門店があり、
それぞれ独自の味を守っています。

出来立てじゃないとだめなので、
どの店も製造直売で営業しています。

地域にある売店やスーパーや、
また九州自動車道の、
桜島サービスエリアでも販売してます。

九州自動車道の桜島サービスエリアでも販売

九州自動車道の桜島サービスエリアでも販売

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売り切れ御免の新道屋さん

加治木まんじゅうのお店を紹介しますね。
JRの踏切の前にある新道屋さんは、
一番人気といわれるお店です。

いつもお客さんが並んでいて、
昼過ぎには売り切れになります。
なので朝早く行って下さいね。

新道屋はいつもお客様が並ぶ人気店です

新道屋はいつもお客様が並ぶ人気店です

私は加治木まんじゅうの味については、
どこでも美味しい派なので、
並んでまで、どうしてもココと、
いうことはないのですが。

美坂屋さんは老舗中の老舗

次に美坂饅頭屋さん、
国道10号線沿いにある、
老舗中の老舗のお店です。

美坂饅頭屋さんは国道3号線沿いです

美坂饅頭屋さんは国道3号線沿いです

なにせ創業が、
文政6年(1823年)とすごいです。
明治18年発行の営業許可証もあります。

明治時代の営業許可証がある老舗店です

明治時代の営業許可証がある老舗店です

自家製の甘酒を使って、
昔ながらの製法で作ります。

白とヨモギがあり、
受け継がれた伝統の味は、
うまくてお勧めですね。

なんとも癒される秀月さん。

次に紹介する秀月さんは、
加治木まんじゅうよりも、
そのお店の雰囲気が良いのです。

何となくレトロな感じの秀月さんです

何となくレトロな感じの秀月さんです

ご覧のようにレトロな店構えで、
店内も超庶民派のお店です。
個人的にはこんなお店が好きですね。

秀月さんだけは1ケ90円で販売します

秀月さんだけは1ケ90円で販売します

ご主人とおかみさんも、
長年人生を過ごされた方で、
熟練の美味しいまんじゅうです。

秀月さんの御主人はとても気さくでした。

秀月さんの御主人はとても気さくでした。

加治木まんじゅうはいかが。

今日は、鹿児島の伝統菓子の、
加治木まんじゅうを紹介しました。

島津義弘公にゆかりのある、
加治木の町を散策しながら、
加治木まんじゅうを頂くのも、
いいかも知れませんね。

新道屋
鹿児島姶良市加治木町新富町24
電話  0995-62-2654
営業  8:00~売り切れまで
定休日 日曜日
駐車場 有

美坂饅頭屋
鹿児島県姶良市加治木町錦江町180
電話  0995-62-2545
営業  8:30~売り切れまで
定休日 不定休(月に2回程度)
駐車場 有

秀月
鹿児島県姶良市加治木町本町11
電話  0995-62-2802
営業  10:00~19:30
定休日 不定休
駐車場 有

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