今日は、出水市にある江戸時代の、
面影が残っている場所を紹介しますね。
それは出水麓(ふもと)武家屋敷群です。
江戸時代の武家屋敷が残っています。
鹿児島県内で最大規模の、
武家屋敷と当時の町並が
そのまま残っている場所なのです。
出水麓の武家屋敷群は国の伝統的建造物群保存地区
出水麓武家屋敷群は、
国の伝統的建造物群保存地区に、
指定されています。
約400年前から変わらぬ、
石垣や生垣と武家屋敷の門が、
残っています。
それらを見ながら、
麓武家屋敷群を散策すれば、
江戸時代にタイムスリップしたようです。
![出水麓武家屋敷群からはいにしえの鼓動。](https://kagoshimawalk.com/wp-content/uploads/2017/06/CIMG7835.jpg)
出水麓武家屋敷群からはいにしえの鼓動。
薩摩藩の外城制度。
江戸時代の薩摩藩は、
領内を統治するために、
外城(とじょう)制度を取っていました。
薩摩の考えに、
「人をもって城となす」があります。
薩摩藩主の城は天守閣を持たない、
屋形造りでした。
その代わりに領内を、
110の外城で守らせていたのです。
![一般公開の税所(さいしょ)邸です。](https://kagoshimawalk.com/wp-content/uploads/2017/06/CIMG7837.jpg)
一般公開の税所(さいしょ)邸です。
最大規模の出水麓。
外城の武士達が住んでいた場所を
麓(ふもと)と呼んでいました。
出水地区は、
肥後(熊本県)との境の地でしたので、
藩の守りとして、重要な場所でした。
そのために、
ここ出水麓の武家屋敷は、
最大規模の外城であったのです。
![国堺だったので最大規模の武家屋敷。](https://kagoshimawalk.com/wp-content/uploads/2017/06/CIMG2541.jpg)
国堺だったので最大規模の武家屋敷。
武家屋敷は一般公開されています。
武家屋敷群は、
今でも住宅地となっています。
ここへの立ち入りは遠慮して下さいね。
でも、一般公開されいる屋敷もあります。
竹添(たけぞえ)邸と税所(さいしょ)邸です。
あと武宮邸はお庭だけの公開です。
公開された武家屋敷には、
ボランティアガイドが常駐して、
無料で案内してくれますよ。
![税所邸も公開されています。](https://kagoshimawalk.com/wp-content/uploads/2017/06/CIMG7854.jpg)
税所邸も公開されています。
篤姫のロケがありました。
竹添邸は、
2008年の大河ドラマ篤姫(あつひめ)の
ロケ地として使われました。
竹添邸や税所邸の、
屋敷の中を見学すると、
当時の暮らしぶりがわかります。
やはり、武士の家でしたので、
刀や弓が常備され、
日頃からの訓練の跡がみられます。
![雨の日にも弓の訓練ができる高い天井。](https://kagoshimawalk.com/wp-content/uploads/2017/06/CIMG7853.jpg)
雨の日にも弓の訓練ができる高い天井。
観光牛車も巡ります。
麓地区の護国神社には、
観光牛車(ぎっしゃ)がありました。
これは、武家屋敷群内を、
25分かけて、ゆったりと巡ります。
九州新幹線と同時に開業しました。
![鳥居の向こうに観光牛車がありました。](https://kagoshimawalk.com/wp-content/uploads/2017/06/CIMG7833.jpg)
鳥居の向こうに観光牛車がありました。
いずみ観光牛車会事務局(ホテルキング内)
電話 0996-62-1511
営業 11:00~15:00(要予約)
料金 大人1,000円小人500円
休み 月~金曜日
諏訪神社で御朱印も頂けます。
麓武家屋敷内には諏訪神社があります。
島津氏にゆかりがありますが、
子宝安産の神様としても有名です。
私も武家屋敷を散策した後、
立ち寄って参拝をしました。
そして御朱印を頂いてきました。
ここの諏訪神社の御朱印は、
シンプルな御朱印が多い神社では珍しく、
大きな朱印が二つある素敵な御朱印でした。
出水麓武家屋敷で歴史散歩。
今日は、
鹿児島県の出水市にある、
麓武家屋敷群を紹介しました。
県内最大規模の麓の町並は、
歴史散歩に丁度良いコースでした。
あなたも、
江戸時代の武家屋敷群の、
石垣や生垣に歴史を感じてみませんか。
出水麓武家屋敷群
鹿児島県出水市麓町
電話 0996-63-4061(出水市観光交流課)
駐車場 30台
営業 9:00~17:00
九州新幹線・肥薩おれんじ鉄道
「出水駅」から車で5分
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