鹿児島の歩き方で、
南さつま市の加世田万世にある、
老舗醤油醸造屋さんに来ています。
名前は丁子屋(ちょうじや)です。
この丁子屋の創業は、なんと、
享保12年(1735年)なんです。
また築100年の石蔵があり、
ブックカフェやコンサートにと、
有効活用されているのですよ。
丁子屋さんの場所
丁子屋さんがあるのは、
南さつま市の万世という町です。
南さつま市役所からは、
国道226号線を車で5分程、
笠沙(かささ)方面に進みます。
国道沿いに丁子屋さんと、
駐車場が見えてきますよ。
またバスは鹿児島交通バスの、
加世田~南薩病院線の、
大崎三区停留所が目の前ですよ。
丁子屋さんのお店です
丁子屋さんは、
老舗の醤油屋ですが、
こじんまりとした店舗です。
醤油やお酢が並んでいます。
丁子屋さんはお醤油は評判が良く
鹿児島の甘い醤油の中でも上質の味です。
また白だしやなごみ酢も人気です。
特になごみ酢は酢の物にはもちろん、
サラダにも良く合いますよ。
お店の方からも勧められて、
買って家で試したら美味しくて、
私からもお勧めの一品ですよ。
築100年の石蔵です
丁子屋さんの店舗の前には、
国道をはさんで石蔵が建ちます。
この石蔵は大正時代に作られたもの。
築100年の石蔵は、
国の登録有形文化財に指定されています。
なかなかいい雰囲気の石蔵です。
この石蔵も、
様々なイベントに使われるなど、
有効活用されているのですよ。
石蔵ブックカフェが開催
丁子屋さんにお邪魔した時は、
石蔵ブックカフェが開かれていました。
石蔵ブックカフェは、
毎月第4土曜日に開催されます。
私は、この石蔵ブックカフェに、
開催される日に合わせて、
丁子屋さんに来たのです。
石蔵ブックカフェの様子
石蔵ブックカフェは、
つばめ文庫という古本屋さんと、
「南薩の田舎暮らし」さんのコラボです。
つばめ文庫さんが本を提供し、
「南薩の田舎暮らし」さんが、
コーヒーとケーキを出します。
丁子屋さんは、
ブックカフェの会場として、
石蔵を貸し出しているのです。
石蔵ブックカフェは、
文化活動的な意味合いがあり、
丁子屋さんはそれに協力する感じですね。
他にも石蔵があります。
丁子屋さんは長い歴史の中で、
幾つかの石蔵を建てられました。
中には使われずに、
放置されたものもあります。
それらをリノベーションして、
様々な会場として、
有効利用しているのです。
コンサート会場の宝珠蔵
石蔵の中で一番大きなものは、
宝珠蔵という名前が付けられています。
大人数が入る、
コンサート会場として、
利用されることが多いそうです。
石蔵は音が程よく反響して、
音楽をする会場に適しているそうです。
宝珠蔵は2階もあり、
なかなか良い雰囲気の石蔵ですよ。
丁子屋の古い歴史
丁子屋さんの創業は、
藩政時代の享保20年という古さです。
当時は薩摩島津藩の御用商人として、
廻船問屋を営んでいました。
今でいうと総合商社ですね。
醤油の醸造も行うようになり、
その長い歴史の中で生れた石蔵や、
仏像などが今でも残っています。
丁子屋さんの石蔵等を見ていると、
そんな歴史を感じてしまいますよ。
丁子屋さんでした
今日は加世田万世にある、
丁子屋さんにお邪魔しました。
店舗ではなごみ酢を買って、
石蔵ブックカフェで過ごし、
幾つかの石蔵を見て回りましたよ。
次は石蔵でのコンサートに、
行ってみようかなと思いました。
丁子屋(ちょうじや)
鹿児島県南さつま市加世田唐人原6032
電話 0993-53-2711
営業時間 8:00~18:00
定休日 日・祝祭日・第二または第四土曜
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