鹿児島の歩き方です。
日本最古の井戸と云われる
伝説が残る場所がにやってきました。
指宿の牧聞神社(ひらききじんじゃ)と
そうめん流しの唐船峡の間にあります。
県道28号線沿いの畑の中に
こんもりとした小さな森が
日本最古の井戸の玉乃井(たまのい)です。
玉之井はひっそりと佇みます。
この場所は今までにも、
何度か車で通過した場所ですが、
気が付きませんでした。
それほど、
ひっそりと佇んでいるのです。
こんなところに、
日本最古の井戸があるなんて
ちよっと、信じられません。
山幸彦の伝説として語り継がれる。
地元に伝説として、
語り継がれるのは神話のお話です。
彦火之出見尊(ひこほほでみのみこと)
と豊玉姫(とよたまひめ)が出会います。
彦火之出見尊は山幸彦のことです。
豊玉彦命の娘でである豊玉姫は
朝夕とこの井戸で水を汲んでいました。
奥に井戸があります。
木々に包まれた奥に井戸があります。
井戸の周りはきれいになっています。
井戸の上には、
鳥居が渡されています。
そして注連縄(しめなわ)があります。
神聖な雰囲気ですね。
なんだか神話の世界に溶け込み、
スピリチュアルな空気を感じます。
これが日本最古の井戸か。
今は枯れていますが、
神話の話ではこの井戸が、
海の世界に繋がっていたとされます。
そして海の世界に誘われた、
二人の間にはロマンスが生まれ、
子供が生れます。
やがてその孫の一人から
日本最初の天皇である
神武天皇が生まれます。
日本最古の井戸は伝説ですが、
「玉井(たまのい)」という地区名は、
現在も残っています。
なんだかロマンを感じますね。
唐船峡は竜宮の本丸?
玉乃井の北側にあるのが、
「京田(きょうでん)地区」です。
ここには唐船狭があります。
京田は山幸彦が歓待された
饗殿(きょうでん)がある、
竜宮城の本丸があったと云われます。
日本最古の井戸を見た後には、
現在の竜宮城である唐船峡の
そうめん流しをお勧めします。
唐船峡そうめん流しは1年中そうめんが食べられる南薩の人気店
日本最古の井戸
玉乃井(たまのい)
鹿児島県指宿市開聞十町
JR開聞駅から徒歩約15分
拝観自由
駐車場 ありません。