鹿児島県内にいくつかある、
西郷どん(西郷隆盛)の、
ゆかりの地を歩いています。
西郷どんは、
温泉と狩猟が好きなことは、
良く知られています。
今日は、西郷どんが度々、
訪れたという、
吹上(ふきあげ)温泉に行ってきました。
西郷南洲翁来遊の地、鹿児島県吹上温泉の中島温泉旅館で西郷どんに思いをはせました。
吹上温泉は、
日本三大砂丘のひとつ、
吹上浜の近くの温泉地です。
鹿児島市からは、
車で約1時間の場所にある、
山に囲まれたひなびた温泉。
昔から地元の方や、
遠来の温泉ファンが、
訪れる隠れ家的な湯なのです。
西郷南洲翁来遊の地。
西郷どんも、
この吹上温泉に何度か訪れ、
狩りを楽しみ、湯に浸かりました。
特に鹿児島に下野して、
西南戦争の勃発するまでは、
1ヶ月近くも逗留しています。
吹上温泉をはじめ、
各地の温泉地でのひとときは、
西郷どんの幸せの日々でした。
気持ちよさそうな西郷どん。
吹上温泉の入口には、
西郷どんの像があります。
とてもリラックスして、
気持ちよさそうに、
西郷どんが湯に入っています。
ユーモラスに見えますが、
西郷どんが楽しく過ごした、
気持ちが伝わってきます。
中島温泉旅館に入りました。
吹上温泉の中で、
奥まった場所にあるのが、
老舗の中島温泉旅館です。
創業100年以上の歴史があり、
西郷どんが入ったという、
記録もあるそうです。
昔(戦国時代)のこの辺りは、
島津家の中興の祖と云われる、
島津忠良(日新公)の殿様の湯でした。
そんな殿様の湯の、
流れをくむのが中島温泉旅館。
西郷どんや殿様が入ったのですね。
レトロな入口付近
中島温泉旅館に入ると、
なんとも懐かしい雰囲気に、
包まれていました。
立ち寄り湯もあり、
券売機こそ現代的ですが、
壁や柱には歴史が刻まれています。
近隣のおばちゃん達が、
おしゃべりしながら、
温泉に入りにきていました。
休憩所には西郷どんが。
お風呂上がりの、
休憩所には西郷どんの絵が、
飾ってあります。
西郷どんの、
ゆかりの温泉であることが、
伝わってきますね。
お風呂上がりに、
西郷どんに思いをはせてみては、
いかがでしょうか。
旅館はレトロな味がありました。
中島温泉旅館は、
とにかくレトロなたたずまいです。
この廊下の味はどうですか。
また2階にあがる、
この階段もいいですね。
歴史ある温泉旅館ですが、
どことなく庶民的な感じがします。
中島旅館の温泉に入りました。
立寄り湯のお風呂に入りました。
シンプルな脱衣所です。
泉質は、単純硫黄泉のようです。
ここの温泉は、
ボイラーで加熱もしなければ、
水も加えない天然かけ流しの湯です。
浴槽が二つに分かれていて、
源泉が入る熱めの浴槽と、
少し温度が下がった浴槽です。
壁には吹上浜と亀の絵。
ぬるめのお湯に浸かりました。
温泉ってホントに気持ち良いです。
身も心も安らいできます。
壁の絵は富士さんではなくて、
吹上浜と亀が描かれています。
吹上浜には、
ウミガメが産卵のために、
やってくるからでしょうね。
西郷さんが入った同じ温泉に、
浸かっているかと思うと、
感慨深いものがありました。
吹上温泉は庶民の湯。
吹上温泉の昔は、
殿様の湯であったかもしれませんが、
なんだか庶民的でした。
そういえば、
西郷どんが好んだ高城温泉も、
ひなびた庶民的な温泉でした。
吹上温泉もそんなところを、
西郷どんが気に入り、
1ヶ月近くも逗留したのですかね。
今日は、西郷隆盛翁の来遊の地
吹上温泉の中島温泉旅館の、
温泉に入ってきました。
中島温泉旅館(吹上温泉)
鹿児島県日置市吹上町湯之浦1106
電話 099-296-2073
営業時間 6:00から21:00
定休日 第1・3・5月曜日
入泉料 330円(小学生150円)
駐車場 無料
鹿児島市内の観光情報はこちら
鹿児島市内の情報については、
鹿児島まち歩き 街案内をご覧ください。