鹿児島県の大隅半島は、
古墳の宝庫とも言われるぐらい、
様々な古墳があります。
そんな古墳を見に行きました。
数ある古墳の中で、
唐仁古墳群に行ってきました。
唐仁古墳群には、
鹿児島県で一番大きな、
前方後円墳の大塚古墳があるからです。
鹿児島県肝属郡東串良町の唐仁古墳群にある鹿児島で一番大きな前方後円墳の大塚古墳。
唐仁古墳群
(とうじんこふんぐん)は、
肝付郡(きもつきぐん)の、
東串良町にある古墳です。
また国から、
史跡名勝天然記念物として、
指定されています。
全部で136基の古墳が、
あちこちに点在しています。
田んぼの中にある古墳。
古墳が見られる場所で、
最も印象的な光景があります。
それは水田の古墳です。
田んぼの真ん中に、
ぽっかりと浮かんだ島のような、
不思議な古墳です。
昔からある古墳ですので、
田んぼの中にあっても、
大事に守ってきたのでしょうかね。
一番大きな大塚古墳。
点在する古墳には、
それぞれ番号が付けられています。
その最初の1号墳に行ってきました。
それが大塚(おおつか)古墳です。
古墳の形は前方後円墳
(ぜんぽうこうえんふん)です。
実は大塚古墳は、
鹿児島県の前方後円墳では、
一番規模の大きなものです。
はっきりとわからない古墳。
実は、大塚古墳は、
全景がはっきりと確認できません。
これは私の印象ですけど。
専門的に調査した結果、
前方後円墳であり、
しかも大きさが一番と分かりました。
その規模は、
全長が185メートルで、
高さが10.9メートルになります。
古墳に鎮座する大塚神社。
そんな大塚古墳の上には、
大塚神社が鎮座しています。
前方後円墳の、
後円部の頂きに位置しています。
専用の駐車場はありませんが、
鳥居のそばにある空き地に、
車を停めました。
参道の階段を進みました。
大塚神社は、
古墳の一番高い場所にあるので、
参道の階段を進みます。
参道の回りには、
木が茂りうす暗いぐらいです。
階段の石には苔があり、
足を滑らしそうです。
あまり整備されていない感じです。
島津家の守護神です。
大塚神社は、
以前は古墳神を祀っていました。
その後、島津家初代忠久公が、
薩摩と大隅の守護職として入った時に、
守護神として創建されました。
古墳の上に創建するとは、
さすが島津家は、
最強の戦国大名なのです。
大塚神社で参拝しました。
それにしても、
大塚神社の社殿は、
古くて質素な造りでしたね。
古墳の上の神社で、
参拝したのは初めてでした。
何だか変な感じでした。
今日は唐仁古墳群の中の、
大塚古墳に鎮座する大塚神社で、
参拝してきました。
近くにある古墳群も紹介します。
唐仁古墳群のそばにある、
肝付町の塚崎古墳の1号墳には、
古墳の上に生えている大楠があります。
塚崎の大楠は、
樹齢1,200以上といわれ、
国の天然記念物に指定されています。
また、曽於郡大崎町にある、
横瀬古墳は畑と水田の中にある、
美しい前方後円墳の古墳です。
横瀬古墳は、
鹿児島県内の前方後円墳の中で、
一番の高さを誇る古墳ですよ。
唐仁古墳群(大塚神社)
鹿児島県肝属郡東串良町新川西
電話 0994-63-3131
(東串良町社会教育課)
駐車場 15台
JR志布志駅から車で約35分
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