突然ですが、
凱旋門(がいせんもん)って聞くと、
何を思い出すでしょうか。
有名なのは、
フランスのパリにある、
あのパリの凱旋門ですよね。
実は、鹿児島にもあるのですよ、
鹿児島県の姶良市の郊外、
以前は、山田村だった所です。
「山田の凱旋門」と呼ばれる、
日本でも珍しい凱旋門なのです。
凱旋門は山田地区公民館の横
山田の凱旋門は、
山田地区公民館の横にあるので、
県道40号を公民館を目指します。
県道沿いあった、
山田の凱旋門の看板を曲がると、
やがて山田地区公民館に出ます。
あったのは古そうな石の建造物、
石が積まれたような、
アーチ式の門が現れました。
凱旋門は小さいながらも感動。
「山田の凱旋門」、
後ろに山が迫った場所に、
堂々と立っています。
どうしてパリの凱旋門を、
想像してしまいますが、
小さいながらも感動しました。
それは、
昔の山田地区の村人達だけで、
建てたと聞いたからです。
無事帰還を記念して作られました。
山田の凱旋門は、
明治39年に山田村兵事会が、
建設しました。
当時の山田村から、
日露戦争に従軍した方の、
無事帰還を記念したものです。
戦争から帰った村人の無事を、
村をあげて喜んだのでしょうね。
凱旋門を見ると、わかるようです。
凱旋門は国の有形民俗文化財。
山田の凱旋門は、
2本の柱があり、上部を、
アーチ型に組まれています。
アーチ型に組まれているのは、
たてが60センチ、よこ121センチの、
石がはめ込まれています。
山田の凱旋門は平成13年に、
国の有形民俗文化財に、
指定されました。
凱旋門自体が珍しく、
文化的にも貴重なものなのです。
それにしても、
山田の人たちって、
すごいものを作ったのですね。
凱旋門後ろはながい石段
凱旋門の奥には、
ながい石段が見えます。
まっすぐな階段を登ると、
左側の折れる階段があり、
合わすと140段程あります。
石段を登った先には、
小さな社(やしろ)があります。
その奥には招魂碑がみえます。
招魂碑から山田の町が見えます。
招魂碑はいくつかあり、
西南の役、日清、日露、
大東亜戦争(太平洋戦争)の、
御霊が1,200柱を祀ってあります。
西南の役の時も、
西郷隆盛の薩軍に、
ここからも参加したのですね。
招魂碑の場所から、
山田地区の家並みが見えます。
御柱の方々も見守っています。
山田の凱旋門に行きました。
山田の凱旋門は、
歴史を感じさせる史跡でした。
初めて見る凱旋門が、
鹿児島にあったことを、
少し自慢したい気になりました。
山田凱旋門
鹿児島県姶良市下名1187
駐車場 5台
問合せ 0995-65-1553
(姶良町歴史民俗資料館)
・鹿児島市内から約50分
・鹿児島空港から約40分
・九州自動車・姶良ICから約15分
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