鹿児島の歩き方です。
今日は南薩線の線路跡の、
永吉川に架かる浜田橋周辺を歩きました。
現在の南薩線の線路跡は、
全長23.9㎞の自転車専用道路の、
吹上浜サイクリングロードになっています。
私が歩いたのは、
浜田橋から永吉駅跡までは400mですけど、
お勧めしたくなる散歩道でした。
永吉川に架かる浜田橋の場所
永吉川の浜田橋は、
日置市の物産館・かめまる館の、
横を流れる永吉川にかかっています。
かめまる館は、
日置市吹上町永吉という場所にあり、
国道270号線沿いに建っています。
かめまる館は、
亀の形をした建物で、
大きな看板がありますよ。
かめまる庵があります。
かめまる館の敷地には、
おそば屋さんのかめまる庵があります。
かめまる庵の、
横にある浜田橋に向かいます。
かめまる館に車は置いたままです。
浜田橋とは
浜田橋は石橋なので、
わざわざ遠くから来て、
浜田橋を見に来る方も多いそうですよ。
浜田橋は永吉川に架かる、
全長44mの石橋なのです。
使われている石橋としては、
鹿児島県内では1番長い石橋です。
そして、3連のアーチ式の橋なのです。
以前は永吉橋でした。
実はここに橋が架けられたのは、
明治17年以前のことです。
当時は永吉橋と呼ばれ2連の石橋でした。
それが大正2年の水害で流出し、
新たに3連アーチの石橋である、
現在の浜田橋になったというわけです。
当時は鹿児島県内の石工さんと、
地域の方々が協力して造ったそうですよ。
また近くの浜田石を使ったそうです。
だから浜田橋なのですかね。
薩摩半島西部の大動脈でした。
また浜田橋の海側に目をやると、
石が積まれた橋脚跡が残っています。
これは南薩鉄道の鉄橋の跡です。
南薩鉄道は昭和59年に廃線になりました。
それまでは薩摩半島西部の大動脈でした。
それとこの浜田橋も、
となりに国道270号線が出来るまでは、
南薩鉄道と同じく大動脈でした。
吹上サイクリングロードです。
今までは道路の役目は国道に譲り、
車も通らなくなった浜田橋ですが、
また大きな役目が回ってきました。
現在の浜田橋は、
吹上サイクリングロードの中で、
永吉川を渡る役目をしています。
南薩鉄道の廃線跡が、
サイクリングロードになりましたが、
永吉川の部分は浜田橋が担当するのです。
浜田橋から永吉駅跡まで歩く
浜田橋からは、
サイクリングロードを、
旧永吉駅跡まで歩いて行きます。
旧線路跡は民家の近くを、
縫うように続いています。
道は舗装されて歩きやすいです。
サイクリングロードは、
歩くだけでもとてもいい気分でした。
時々、サイクリングスタイルに、
身を包んだ方々が行き交います。
吉永駅跡に着きました。
プラットホームが見えてきました。
南薩線の永吉駅跡です。
永吉駅跡は地域振興事業で、
プラットホームや休憩所、
それに駅名の看板も整備されています。
休憩所では年配のお母さんと、
息子さんがお弁当を食べていました。
駅跡は憩いの場所になっているようです。
永吉駅跡から浜田橋へと戻ります。
永吉駅跡から今来た道を戻り、
永吉川まで来ると、
線路が高い場所だったことがわかります。
線路は高い位置から、
そのまま鉄橋を渡り対岸へ、
対岸の線路も高くなっています。
永吉川の川岸から、
橋脚跡を見上げていると、
鉄橋を渡る南薩線を想像しました。
石の橋脚跡は絶好の撮影スポット
この石積みの橋脚跡の光景は、
何となく郷愁を誘うものがあります。
思わず写真を撮りたくなるのは、
私だけではなく、多くの方も同じで、
この橋脚跡は絶好の撮影スポットです。
橋脚跡を様々な角度から狙います。
吹上浜に沈む夕日に染まる時は、
良いかも知れませんね。
浜田橋周辺を散策してきました。
今日は永吉川に架かる石橋・浜田橋と、
南薩線の橋脚跡を見てきました。
またサイクリングロードになった、
線路跡を永吉駅跡まで歩きました。
永吉川の浜田橋周辺の散策は、
けっこう楽しいものですよ。
浜田橋
鹿児島県日置市吹上町永吉15797
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