今日の鹿児島の歩き方は、
鹿児島県姶良市の蒲生町です。
蒲生町で武家屋敷跡が残る、
麓(ふもと)地区を散策してきました。
日本遺産に認定された蒲生麓にある、
武家門が残る街並みを紹介しますね。
蒲生麓(かもうふもと)の場所
蒲生麓(かもうふもと)は、
鹿児島県姶良市の蒲生町にあります。
鹿児島中央駅からは、
九州自動車道を使って姶良ICから、
県道57号線で蒲生方面に15分程です。
姶良市蒲生総合支所を中心に、
広がる蒲生麓が広がります。
蒲生観光交流センターに車を停めました。
蒲生観光交流センターとは
蒲生観光交流センターは、
蒲生麓のビジターセンターです。
蒲生の観光案内があり、
地元の農産加工品も販売しています。
ここで観光パンフや散策地図も頂けます。
蒲生観光交流センターは、
いわば蒲生麓のまち歩きの拠点です。
車を停めて麓散策をはじめましょう。
武家屋敷通りをブラブラします。
蒲生観光交流センターの裏から、
蒲生の武家屋敷通りが始まります。
江戸時代の薩摩藩は、
領内に約110の麓を置いて、
武士を住まわせ地方を守らせました。
蒲生麓にも薩摩武士が住み、
この武家屋敷通りにも、
武家屋敷がありました。
現在は当時の町割りに沿って、
イヌマキの生垣や武家門が残り、
武家屋敷通りに当時の面影があります。
古民家カフェらびゅうがあります
武家屋敷通りの中程に、
何だかオシャレな看板がありました。
ここは古民家カフェ・らびゅうです。
古民家を改装したカフェです。
武家門をくぐると広い庭に、
築120年の古民家が建っています。
武家屋敷通りの様々な武家門
武家屋敷通りを歩いていると、
色々な武家門に出会います。
古い武家門の解説板がありました。
武家門も身分によって、
門の形が違っていたようですね。
有村邸は最古の武家門です。
この門は県道42号線沿いにある、
1816年に建造された有村邸の武家門です。
現存する蒲生最古の武家門です。
両サイドに屋根がある武家門です。
この形式は100万石以上の家にだけ、
造ることを許された武家門なのです。
地頭仮屋の御仮屋門です。
姶良市蒲生総合支所に来ました。
ここには蒲生麓の御仮屋門が残ります。
文政9年(1826年)に建立されました。
御仮屋門が造られたのは、
地頭仮屋(じとうかりや)の正面。
昔からここに役所があったのですね。
御仮屋門は最高位の造りです。
両脇には小屋根が突き出して、
観音開きの門には乳鋲があります。
乳鋲(ちびょう)は、
大きなお寺などの門を飾るための、
おっぱいの形をした金具です。
小屋根、観音開き、乳鋲は、
最高位の門に許されたものです。
地頭の権威をアピールしたのでしょうね。
御仮屋イヌマキがありました。
御仮屋門の横にあるのは、
樹齢400年のイヌマキの樹です。
イヌマキは主にお屋敷の、
生垣に使われていましたので、
御仮屋でも植えられたのでしょうね。
御仮屋のイヌマキの樹は、
今ではこの蒲生麓に、
落着いた雰囲気を与えています。
蒲生八幡神社と日本一の大楠
御仮屋門から先に見えるのが、
蒲生八幡神社の赤い鳥居です。
蒲生八幡神社に参拝して、
日本一の大楠からは大樹のパワーを、
蒲生八幡神社からは御朱印を頂きます。
蒲生八幡神社に参拝して御朱印を頂いた。
蒲生観光交流センターに戻る。
蒲生八幡神社で参拝した後は、
蒲生観光交流センターに戻ってきました。
神社とセンターは歩いても3分程です。
今日は蒲生麓を散策してきました。
武家屋敷通りや様々な武家門を見て、
日本一の大楠も見て御朱印も頂きました。
鹿児島市からのマイクロツーリズム
日本遺産の蒲生麓を歩いて、
ちよっとした小旅行を楽しみました。
蒲生観光交流センター
(蒲生麓の散策拠点)
鹿児島県姶良市蒲生町上久徳2308-1
電話 0995-52-0748
営業 9:00~17:00
休み 年中無休
駐車 35台(無料)
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