鹿児島県霧島市の黒酢の里・福山町には豪華な造りの旧田中氏別邸の屋敷があります。

鹿児島県霧島市の福山町は、
昔から黒酢の町として知られます。

福山町にある田中省三氏の、
旧田中家別邸は県の指定文化財です。

 

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豪華な造りの旧田中氏別邸の屋敷

福山の黒酢の原料は、
米と麹(こうじ)と地下水のみ、
かめ壺に入れて1年かけて作ります。

南に面した壺畑に、
沢山のかめ壺が並ぶ様子は、
福山独特の景観ですよ。

昔ながらの製法を、
福山町内の醸造元が守っています。
まさに黒酢の里なのです。

福山町には黒酢のかめ壺が並んでいます。

黒酢レストランも出来ました。

全国的な健康志向で、
天然黒酢も人気になり、
福山に訪れる方も増えました。

そこで、
黒酢を使った料理を提供する、
黒酢レストランも出来ました。

旧田中家別邸にも寄りました。

せっかく福山にきたので、
食事の後に立寄った場所があります。
それは旧田中家別邸です。

旧田中家別邸は、
福山町出身の田中省三氏が、
建造した別荘です。

県の有形文化財に指定されて、
しかも見学は無料とのこと。
これは行ってみないといけません。

県の指定文化財の旧田中家別邸です。

田中省三とは。

田中省三は、
安政5年に福山で生まれました。
18歳で西南戦争にも従軍しました。

明治27年に実業界入りして、
海運業を中心に大成功をおさめ、
衆議院議員にも当選します。

また県内初の私立福山中学校を創設、
全寮制や飛び級を進める、
早教育を展開しました。

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洋室にはマントロピースが。

田中邸の特徴は洋室にあります。
素敵なマントロピースが、
備えつけられています。

マントロピースとは、
暖炉の上の飾り棚です。
ライオンがとてもいいですね。

大理石や漆喰飾りなどを、
使った室内の装飾は、
県内では貴重な造りなのですよ。

大理石のマントロピースが豪華です。

洋室の横には大広間が。

洋室の横には、
廊下でつながった和室の、
大広間が広がっています。

上座には床の間があり、
和室の気品さを感じさせます。
障子の造作も見事です。

大広間の床の間、凝った窓ガラスが見えます。

ガラス窓が見えますが、
中央に大きなガラスがあり、
回りを八つのガラスが囲みます。

庭に面したガラス窓。

私が良いなと思ったのは、
大広間の横にある、
ガラスがあるこの長い廊下です。

庭園が見渡せる廊下はいい雰囲気です。

大広間を開け放つと、
ガラスごしに見事な庭園が、
一望できるのです。

このガラスを外から見ると、
旧田中家別邸の外観に、
特徴ある美しさを与えています。

窓ガラスが作る旧田中家別邸の美しい外観。

資料室もあります。

旧田中家邸宅の、
玄関先の部屋は資料室です。

玄関の先の部屋には資料が展示されます。

ここには、田中省三氏や、
創設した福山中学の資料が、
展示してあります。

旧田中家別邸は、
貴重な建物の造作が見られます。
立寄ってみて良かったですよ。

この後は、黒酢の町にある、
黒酢レストランで、
黒酢料理を食べてきました。

旧田中家別邸
鹿児島県霧島市福山町福山2926番地
駐車場  10台
料金   見学無料
営業時間 8:30~17:00(通年)
休日   水曜日、12/29~1/3
問合せ  0995-45-5111
(霧島市福山出張所)

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