いちき串木野市の郊外には、
冠岳(かんむりだけ)と呼ばれる麓には、
見どころのスポットがあります。
その内の一つ、
中国風庭園が美しい、
冠獄園(かんがくえん)を訪ねました。
冠岳にある冠獄園は中国風庭園です。
冠岳へは、鹿児島市から、
いちき串木野市方面へ、
国道3号線を北上します。
市街地を抜けて、国道3号線から、
県道39号線に右折して、
しばらく走ると到着です。
まず冠岳花川砂防公園に着きますが、
ここが冠岳の入口になります。
目的の冠獄園はこの公園の奥にあります。
狛犬と仁王像がお迎えします。
県道39号線から、
冠岳神社への参道に入り、
両脇にあるのは狛犬と仁王像です。
廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)が、
激しかった鹿児島では仁王像は壊されましたが、
これは意外と原型をとどめています。
今では、この狛犬と仁王像は、
冠岳神社や冠獄園に訪れる方を、
冠岳の入口でお迎えしています。
冠岳神社に参拝しました。
狛犬と仁王像を後にすると、
広場に備えた駐車場に出ます。
ここに冠岳の案内板があります。
目の前に冠岳(かんむりだけ)神社の、
鳥居が見えます。
鳥居をくぐり冠岳神社に参拝しました。
参拝したことがありますので、
こちらの記事で紹介しますね。
冠獄園は冠岳神社のお隣りにあります。
目的の冠獄園は、実は、
この冠岳神社の隣りにあるのです。
冠岳神社の境内を進むと、
冠獄園の裏の入口に通じます。
裏口からですが、
冠獄園に入ってみることにします。
別世界のような中国庭園。
冠獄園に足を踏み入れると、
そこはまるで別世界のようです。
中国式の庭園と建物が、
おりなす異空間が広がっています。
この冠獄園は、
中国との友好の場所として、
作られました。
徐福伝説に基づいて。
でもなぜ、
いちき串木野市と、
中国なのでしょうね。
それはこの地に伝わる、
徐福伝説によるからです。
徐福伝説とは。
今から約2200年前に、
中国の秦の始皇帝から命を受け、
方士徐福が不老不死の薬を探して、
この串木野の冠岳を訪れたという、
徐福伝説に基づいています。
冠岳の周辺は、
薬草になる植物が多く自生して、
今でも薬草の宝庫として有名なのです。
冠獄園の動画です。
中国風の庭園と建物の中も見て下さいね。
冠獄園でしばし時を忘れました。
普段は見慣れない中国式庭園に、
しばし時を忘れてしまいました。
徐福伝説のロマンを感じながら、
悠久の時が流れる冠獄園は、
一見の価値がありますよ。
ぜひ冠岳に行ったら、
冠獄園は外さずに見てみて下さいね。
冠獄園(かんがくえん)
鹿児島県いちき串木野市冠獄
駐車場 有り
南九州西回り自動車道の
「串木野インター」より車で15分
JR串木野駅より路線バスで30分
「冠岳(冠獄園)」下車徒歩5分
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鹿児島まち歩き 街案内で紹介しています。