鹿児島の歩き方で、
薩摩半島南端の頴娃町に
そびえる大野岳に登ってきました。
大野岳の山頂には、
大野嶽神社が鎮座します。
大野嶽神社は古い神社ですが、
健康と長寿のご利益がありますので、
参拝してきました。
大野嶽神社の場所
大野嶽神社が鎮座する、
大野岳は南九州市の頴娃町にあります。
頴娃町は(えいちょう)と読みます。
頴娃町はお茶の産地で、
大野岳の麓にはお茶畑が広がっています。
そのお茶農家も信仰する神社です。
標高446mの大野岳から眺望は、
薩摩半島随一と評されます。
そんな風光明媚な場所に鎮座します。
大野岳は公園になっています。
実は大野岳の山頂までは、
有難い事に車で行けるのです。
大きな駐車場もあるのですよ。
大野岳山頂は、
大野岳公園として整備されています。
近隣の方々の憩いの場所でもあるのです。
大野岳公園の一角にある、
大野嶽神社には参拝者も多いのです。
大野嶽神社の由緒書き。
さっそくですが、
大野嶽神社の境内にお邪魔します。
拝殿の前には由緒書きがありました。
それによると創建ははっきりしません。
ただ権現堂槌鐘には永仁五年(1297年)と
あるのでそれ以前の創建でと思われる。
かなり古くからあったのでしょうね。
現在の社殿は、
昭和57年に改築されたものです。
大野嶽神社のご祭神
大野嶽神社が祀るご祭神は、
熊野大隅命(くまのおおすみのみこと)
活津彦根命(おきつひこねのみこと)です。
多岐理昆賣命は、
航海安全や漁業守護の神様で、
開聞岳を御神体とする、
枚聞神社にも祀られています。
同じく薩摩半島南端にある開聞岳も、
山を目印に安全に航海したと云われます。
大野嶽神社も同じ理由で祀られているのでしょうかね。
大野嶽神社に参拝します。
それでは拝殿にて参拝します。
拝殿には参拝の方法が書いてあります。
参拝の際のお賽銭は、
茶寿が108歳ですので108円を入れるか、
もしくは自分の年齢分をお入れ下さい。
すると健康と長寿の、
ご利益が頂けるそうですよ。
わたしもさっそく108円を入れました。
不屈の仁王像がありました。
大野嶽神社の境内には、
2体の仁王像と狛犬があります。
以前は神仏混合の神社だったのでしょうね。
この仁王像も、
明治の廃仏毀釈の影響を受けていました。
一体は頭部と腕が破壊されています。
もう一体は何とか腕だけで済みました。
この仁王様は苦難を耐え抜いたことから、
「不屈の仁王像」と呼ばれています。
最近は不屈の仁王様にあやかろうと、
仁王像を撫でる参拝者も増えているそう。
三寿巡りの案内。
大野嶽神社にて健康・長寿を、
祈願して駐車場に帰ってきました。
駐車場ではこんな看板を見つけました。
えい道中御触書と三寿巡りです。
三寿を巡ると良い事があるそうですよ。
三寿巡りの場所は、
頴娃町のパワースポットの場所です。
なかなか良い所ですので紹介しますね。
大野嶽神社に参拝してきました。
大野嶽神社は大野岳山頂に、
鎮座する健康と長寿の神社でした。
それと宮司様はいませんので、
残念ながら御朱印はありませんでした。
それでも山頂までは手軽に車で行けますよ。
あなたも大野嶽神社に参拝してみませんか。
大野嶽神社(おおのだけじんじゃ)
鹿児島県南九州市頴娃町郡
問合せ 0993-36-1111
(南九州市頴娃支所地域振興課)
指宿スカイライン「頴娃IC」から車で約15分
駐車場 有り